甘い唇
唇が重なった。
ついばむような優しい口付けに、瞳が驚愕に見開かれた。
優しく舌をさし入れると、身体がビクリとふるえた。
その微かな反応がもう一度見たくて、口腔を何度も行き来する。
逃げているのか、誘っているのか、舌が奥へ逃げた。それを追い、深く口付けるように絡む。
濡れた唇から声が漏れた。
「ん………は……。」
鼻の奥から抜けるような、甘ったるい声が漏れた。
何度も唇を押し付け、口腔を蹂躙する。舌を絡ませて愛撫すると、ぎこちなく舌が応える。
いつの間にか、シベリンの瞳が閉じられていた。
彼の顔を間近で見て、まつげが長いのに気付いた。
だが、言葉が放たれるのが怖くて、ただむさぼる様に舌を吸った。
くちゅと口腔内に音がする。
後頭部を支えて、静かに身体をソファーに沈めた。すると、長いシベリンの髪が広がって、花のように映った。
上に乗るような格好になった男は、ようやく唇を離して長い髪を一房取った。
そして、濡れてしおらしく垂れ下がった髪を口元まで持っていき、キスをした。
「なんだ?らしく無い」
「そう?」
メガネの男がそう言って、ふてぶてしい笑みを浮かべた。
***
どうしてそんな気になったのか、マキシミンにはわからなかった。
シベリンの髪が揺れるたび、その瞳がこちらを見るたび、唇の間から舌が覗くたび、思っていたのかもしれない。
心に惹かれていたのか、身体に惹かれていたのか、考えた事はない。
だが、誘うような眼差しにあてられたのは確かだ。
時折見せる、遠まわしで不器用な優しさに、捕まってしまったのかもしれない。気付いたら、キスしてた。
思ったより柔らかい唇が、誘うように開く。
身体を倒しても抵抗しないので、少し困惑した。拒絶するだろうと思っていたのに。
だが、自分を止める事はできなかった。その唇は蜜よりも甘かったのだ。
***
シャツの下から手が入った。
無滑稽な手が、皮膚の上を滑るように、腹から胸の間を往復する。
マキシミンの指が、胸の突起を探し当てた。すると、爪で突起を押した。
「いてぇぇ!!」
「そうなの?」
シベリンの抗議を流して、突起をいじる。爪の先で摘む様にはさんだり、爪先で形をなぞったり。
「ちょ、いたいって!」
シベリンが訴えると、シャツをたくしあげた。
胸の突起を外気にさらすと、赤みを帯びているのが分かった。
「赤くなってる」
「当たりまえだろ!」
噛みつくようにそう言ったが、マキシミンは気にせずに突起に舌を這わせた。
邪魔な服を脱がせながら、舌全体を使って突起を嘗める。
「ちょ……そこばっか………。」
シベリンの下腹部が反応していた。ズボンがきつくなってきている。
密着した皮膚が次第に熱を持つのが分かる。
不意に、マキシミンの指が唇に触れた。白い指が口をふさぐ様に口腔内に入ってくる。
「少し黙っててくんない?」
マキシミンの舌が再び身体を這う。鎖骨の辺りから、首筋まで。
舌を無造作に動かすだけでなく、何度か吸いつく。
「ん………」
ソファーに沈められたまま、身動きがとれずに背中を反らした。
僅かな反応を見逃さず、マキシミンは笑みを浮かべた。
「ここが好き?」
首筋に食いつくように吸うと、シベリンは声を堪えるようにして唇を噛んだ。
口に入れた指を、口腔の形を確かめるようになぞる。
「んん……ぅ………」
シベリンがマキシミンの体を押すように、腕を何度か動かした。口腔内に指が入っているのが苦しくて、抗議せずにはいられなかったのだ。
すると、マキシミンは指をひき抜いた。面倒くさそうな顔で、シベリンの腕をまとめる。
「……マキシミン!?」
シベリンの言葉には答えず、自分のネクタイで両手を封じた。
「何すんだ!おぃ!?」
「うるさい。口も塞ぐよ?」
そう言うと、ズボンのチャックを下ろし、下着まで一気に引き摺り下ろした。
「素直にしてたらいいんだよ」
マキシミンはそう言って、シベリンの性器を優しく握った。両足がビクリと動き、身体が僅かに震えた。
竿の部分を少し擦りあげるようにした。
「………ん!ぅ…あ……!」
シベリンの身体がはねたが、マキシミンの手がまとめた両腕を押さえた。
玉と竿の間に指を入れて、軽く擦る。
「………!?」
「早そうだな」
一気に膨れ上がった肉棒が反り返るように張り詰めた。
「………だから………余計な…御世話…っだよ……!」
そう言う間にも、冷たい手が根元まで優しく扱く。
「…………ヒィ……」
背中を強張らせて、声をあげる。
不意に、マキシミンは手を止めた。シベリンは不思議に思って顔をあげた。
嫌味なほど整った顔が、いつもより不機嫌なように見えた。
「なんだよ?」
「俺のもやってもらおうかなぁ」
シベリンは思わず口をぽかんとあけた。
「な、ならこれ取れよ!」
両手の戒めを示してそう言った。
「口でv」
………うげ、とシベリンは思わず呟いた。
すでに拒絶されるとは思っていないのか、マキシミンは自分の服を脱ぎ捨てた。
シベリンは少し口を開き、先端をしゃぶるように含んだ。舌先で何度かなぶると、肉棒は形を変えた。
手が使えないので、口だけでしなくてはならない。顎が痛くなるほど口を開き、何度か上下させる。
先端に歯を当てて、引っかくようにすると、マキシミンが僅かにうめいた。
すると、シベリンの髪を掴み、性器から口を離された。引っ張られた髪が痛む。
「ってぇ!なにすんだよ!!」
シベリンがそう言うと、マキシミンは怒りのこもった眼差しを向けた。
何を怒っているのか分からず、シベリンは戸惑った。
「……慣れてるんだ」
怒気のある声を放ち、シベリンの足を掴んだ。
「は!?慣れてるって………?」
言い終わる前に口の中にタオルを詰め込まれた。
「んぐぅ……!!」
「黙ってろ」
マキシミンはいきなり後孔に指を入れ、何度か回した。乾燥した内部は滑りが悪そうだった。
マキシミンは近くのテーブルにあった調味料から、マヨネーズの瓶を取った。
それを見た瞬間、シベリンの顔色が変わった。
首を振って必死に訴えたが、やめる様子はない。
マヨネーズを指にかけると、何滴か腹の上に落ちた。シベリンが真剣に涙目を向けた。
「これでいいか」
勝手に納得したように、マキシミンがマヨネーズで濡れた指を後孔に滑りこませた。
先程よりも指が奥に入った。
「平気みたいだな」
「○×△□@×!!」
「マヨネーズ嫌いなのか?」
そういう問題ではない。シベリンは恨みがましい目を向けた。
「全く、シベリンは煩いね」
マキシミンはそう言って、後孔に先端を押しつけた。先端から次第に、亀頭が飲みこまれて行く。
「………!!」
シベリンは身体を固くした。
異物感がせり上がり、反射的に尻に力が入る。
入れ始めたばかりのマキシミンも痛みを感じているのか、呼吸が荒くなっている。
「おい、力抜けって……」
そう言われても、意識するほどきつく締め上げてしまう。
マキシミンはそれを反撃と取ったのか、「いい度胸だ」と呟いた。
狭いソファーの上でシベリンの足を広げると、強引に腰を進めた。
硬くなった肉棒が中を割るように入ってきた。
「く……はっ!!」
マキシミンは挿入を躊躇わず、奥まで腰を進めようとした。
圧迫感と異物感で、おかしくなりそうだった。
マキシミンの身体から、汗の雫が落ちた。
シベリンの瞳が少し潤んでいた。
「……………痛い?」
思いがけない言葉に、戸惑いながらも頷いた。
すると、両手首を解放されて、口のタオルを取り払われた。
「自分で楽な姿勢とりなよ」
そう言われ、ヨロヨロと上体を起こそうとする。しかし、深くはまった楔の所為で、身体を少し動かすと痛みを伴った。
「も……駄目…だって…抜…いて…くれ……」
「そういう所はやけに初々しいんだ」
「なっ……!」
真顔で言われて、シベリンは顔を真っ赤に染めた。
マキシミンは顔を近づけた。唇をかすめるように奪うと、何度か唇に噛みついた。
声を漏らす間もなく、ついばむように口付けた。
マキシミンが一度腰を引くと、ヌチュと油が音をたてた。
「………………は、ぁっ……マキシっ」
「分かったから」
今度はゆっくり抜き差しが行なわれた。奥深くまで少しずつ進める。
「……………ぁうう!」
自然とシベリンの口から声が漏れた。
マキシミンは中を探るように、肉棒の方向を変える。突き上げると、シベリンの身体が強張った。
「………………や……」
「嫌そうに見えないんだけどね?」
嫌味なほどの冷静さで、マキシミンは言った。
突き上げられながら、シベリンの性器は硬さを増した。
「後ろで感じるのか?淫乱……」
「……っざけ……んな……」
否定の言葉を口にしても、感じている身体は隠しようがない。
「イクぞ。お前もイケ」
淡々とした声で、シベリンの耳元に囁いた。
そして、シベリンの性器を強く握り締め、射精を促がした。
「ん……うぁ…………!」
声を発すると、張り詰めたモノが達した。
そして、自分の最奥が濡れたのを感じて、マキシミンがイッたのを感じた。
荒い呼吸を整えようと、シベリンは激しく肩で息をした。わずかに緊張が解けた。
マキシミンは少し姿勢を動かして、内部に余裕があるのに気付いた。
「……………シベリン」
「あ?」
けだるそうな表情で、シベリンが顔をあげた。
「やっぱり締めてたんだ」
そう言うと、マキシミンは再び腰を揺すった。
「バ、バカ!まだやんのか!?」
「一回イッただけで何言ってんの」
「じょーだんじゃない!!離せ!」
シベリンは必死にもがいたが、まだマキシミンのモノは抜かれていなかった。
***
「………よくも…バコバコやってくれたな…!」
腰をおさえながら、シベリンは言った。それを見ながら、マキシミンは煙草を吸ってくつろいでいる。
「おい!聞いてるのか!?」
「うるさい。犯るよ?」
そう言うと、面白いほど簡単にシベリンは口をつぐんだ。
マキシミンは皮肉な笑みを浮かべて、シベリンの顔にキスをした。
「お前がそういう趣味だとは知らなかったわ」
「………誘ったのはお前だ」
「…………」
誘った覚えなどさっぱりなかったが…。
「やっぱ、俺ってばちょー魅力的だからぁかぁ〜!」
やけになったのか、シベリンが自分で言った。
「そんなに元気ならまだ出来るな」
マキシミンは時計を見てそう言った。
シベリンの顔が引きつり、再び口を閉ざした。
終りですぜ。旦那・・・
ご。ごごごごご・・・ごめんなさーーーーいorz
恥ずかしいなおぃw
まぁ、TWにマヨネーズあるの?とは突っ込まないでやって
くださいw